CPC(クリック単価)とは?CPMやCPAとの違い、相場・下げるための施策完全ガイド

概要summary

「CPC」とはクリック単価のことを指しており「広告を1回クリックした事に発生する費用」と広告業界では定義されています。 主にリスティング広告で使われていることが多く、CPCを下げるためには広告の質をコストをなるべくかけずに高めることやユーザーニーズを満たした内容であること、利便性向上が挙げられます。 今回の記事では、CPCについてや相場、CPCを下げるための施策などを徹底解説します!

デジマくんCVRってなんだろう?会社で先輩がよく使っているんだけど、いまいち理解できていないんだよね…

デジマちゃんCVRは、ホームページなどから売上を上げるためのアクションプランを立案する時に役立つ重要な指標になるんだ!

CPCとは

CPCとは「Cost Per Click」の頭文字をとった略語であり、日本語ではクリック単価と訳されるものです。定義としては「広告を1回クリックしたごとに発生する費用」となります。 CPCとはクリック課金と呼ばれる広告であり、具体的な例としてリスティング広告が挙げられます。 クリック課金

CPCの決まり方

CPCの決まり方は、どれだけ高いお金を投資できたかで決まる「オークション形式」となっています。 オークションの決まる金額はキーワードによって異なりますが、一般的に競合が多いキーワードであるほど金額・競争率共に高くなり、クリック単価も高くなるという傾向にあります。 検索ボリュームが大きいキーワードを狙う場合、リスティング広告を出すのは一つの戦略となりますが、その分コストも大きくかかってくるため、広告出稿の限度費用も合わせて出す必要があります。

デジマくんCPC型の広告を出すためにはお金を多く出さないといけないんだ!

デジマちゃんそれだけじゃないよ!広告の質を高めることもクリック単価を下げる要因となるんだ!

広告ランクを高めることも重要

オークションで争われるのは、入札金額も重要な要素の一つですが、広告の質、つまり「広告ランク」がどれだけ高いのかもCPCの決定要因となってきます。 よって、CPC広告を出稿する際は、入札金額以上の「広告ランク」を持つ広告を作成する必要があります。 極端な話をいえば、広告の質が低くても、高いお金を提示すれば入札できて広告を上位表示できますが、高いお金を支払わなければならないためおすすめできません。

CPMやCPAとの違い

CPCと似た言葉でCPMやCPAがありますが、この2つとはどのような違いがあるのでしょうか。 この章では、CPCがCPMやCPAとどう違うのかについて解説します。

CPM

CPMは「Cost Per Mile」それぞれの頭文字をとった略語で、広告が1000回表示されるごとに広告費が発生する課金システムのことを表しています。 CPCとの違いは、クリックではなく広告が表示されるとインプレッションに繋がるため、ユーザーがみただけでカウントされるという特徴があります。 CPM式広告を使う場合は、主に商品の認知・拡散の段階で利用することが多いです。 広告が1000回表示されるごとに広告費が発生する課金システム

CPA

CPAは「Cost Per Acquisition」それぞれの頭文字からとった略語の事であり、ユーザーがコンバージョンを発生させた際にかかる費用をしています。 例として、LPに100万円かけて、50件商品購入のコンバージョンをしたとします。この場合はCPAが2万円となります。

キーワード別CPC相場

CPCには、キーワードごとに相場があり、1クリック数十円のキーワードもあれば、1クリックするだけで1万円を超えるような高単価キーワードも存在しています。 上記のような差が発生する要因として、競合他社数とキーワードボリュームが関係しています。 先ほど説明した通りで、お金になるキーワードであればあるほど競合する会社も多く、広告を出しているため相場が高騰しやすくなります。 例として業界別のクリック単価の相場は以下のようになっています。
業界 CPCの相場
消費者向けサービス 640円
金融・保険 333円
法律 675円
Eコマース 116円
引用元:Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!] 上記の表を見ると、クリック単価に大きな差ができています。

CPCを下げる施策一覧

CPCはコストのため、できる限り下げていきたいのが本音でしょう。では、CPCを下げるための施策はどのようなものがあるのでしょうか。 この章では、CPCを下げるための施策一覧について解説していきます。 【CPCを下げるための施策一覧】 ・ユーザーニーズを満たすLPを作成する ・広告がユーザーの検索意図と一致するか分析する ・競合・自社広告の分析を欠かさない

利便性の高いLPを作成する

利便性の高いLPを作成する事が、広告の品質を高めて結果的にコンバージョンが多くなりCPCを下げる要因となります。 LPを作成する際は以下の点に注意しましょう。 ・スマホ・パソコンの両方で見やすく使いやすいUIになっているか ・LPの読み込み時間は長くならないか ・会社の名前や信頼性を高める記述をしているか 以前は読み込み時間を早くするために、画像だけのLPが流行ってお金を稼げていましたが、最近は画像のみのLPでは評価されなくなりました。 LPもGoogleが定期的にクロールして監視していますので、適切にGoogleが評価するようなリスティング広告を作成してください。

広告がユーザーの検索意図と一致するか分析する

LPは利便性を高めると共に、ユーザーがどういったニーズを持って検索しているのかを分析しましょう。 ユーザーニーズの分析に役立つのは、Googleサジェストのデータが大いに活躍します。Googleサジェストは、ユーザーの検索ワードが反映されているので、そのままニーズが現れて広告文に役立てる事ができます。 なお、サジェストキーワードの分析は検索窓に打ち込んで調べられますが、他にもGoogleキーワードプランナーやahrefsなどのツールを使って、サジェストワードを調べる事をおすすめします。 ニーズを汲み取った広告設計をして、CPCの単価を下げていきましょう。

競合・自社広告の分析を欠かさない

広告設計と制作も重要ですが、何より完成した後実際に公開してからの分析・改善も大切です。 競合・自社を常に分析する事で、よりよい広告文・LP制作が可能となります。 広告に関してはほとんどの会社が複数パターンの広告を用意して、どの広告が集客効果があるかのABテストを繰り返して、分析・改善を行います。 競合の分析を行う場合 ・競合サイトが「どのようなキーワード」で出稿しているか ・競合サイトの出稿キーワードと遷移先ランディングページの関連性 ・競合サイトが「どういった説明文(ディスクリプション)」を出しているのか ・広告の遷移先のランディングページの広告スコア ・広告の遷移先のランディングページの利便性 上記の分析を行って、自社の広告改善に取り組むことをおすすめします。

まとめ

CPCはクリック単価とよばれており「広告を1回くりっくしたごとに発生する費用」の事を指しています。 CPCはリスティング広告を出稿する事に使われることが多いので、リスティング広告w出稿する前にぜひ社内で計算しましょう。 CPCの最大ラインと広告予算、目標コンバージョンを決めて、予算は広告の効果に合わせて出なければ損切りして、結果が出ればドライブをかけて予算を増やすのもありです。 また、広告はよりユーザーニーズを満たした内容であり、かつ利便性の高くする必要があるため、常に競合他社及び自社の広告を分析して、他社の良い部分を見習って改善していくことをおすすめします。

CVRの計算式

CVRの計算式は以下のように求められます。 CVR=CV数(成約数)÷ユーザー訪問数×100 CV数は、先ほど解説した通りで商品の購入やセミナーへの参加といった「成約」に繋がる数字の事を指しています。 ユーザー訪問数とは、検索やSNSなどから自社サイトに訪問をしてきたユーザー数のことです。 コンバージョン率が高ければ高いほど、流入したユーザーがコンバージョンしている割合が高くなります。

デジマくん常に他社のよいところは見習う必要があるね!

デジマちゃん改善を繰り返すことで、広告の質がよくなり結果的にCPCも下がっていくよ!