ブランドリフトとは?アンケートでお客様の本音を聞き出してみよう!

概要summary

大手、中小問わず、様々な企業では素晴らしい商品やサービスを開発しています。より多くの人たちにファンになってもらうため、ブランディング広告という認知度を高める広告を打ち出しているのです。ですが、本当にファンが増えているのか、Google Analyticsだけでは測りきれないことも多いです。そのようなブランディング効果を計測する指標があり、それが「ブランドリフト」と言われております。それは、どのような指標なのか、どうやって計測するのかを解説します。

デジマくんサービスのファンが増えているかなんてほとんど主観じゃないの?

デジマちゃん主観ではなく、きちんとした指標もあるし、数値化できる!それがブランドリフトなんだよ

デジマくん聞いたことがないな...説明をお願いします!

ブランドリフトとは?

ブランディング広告は元々効果が見えづらいということが難点でした。 しかし、アンケート形式を活用することによって、数値化することができるようになったのです。それが「ブランドリフト」または「ブランドリフト効果」と言われております。

ブランドリフトの意味

まず、ブランドリフトの意味を説明すると、ブランディングを目的とした広告を行った際、広告を見た人(接触ユーザー)と広告を見たことがない人(非接触ユーザー)を比較して、接触ユーザーがどれだけブランドの認知や購買意欲の向上に寄与しているかを表す手法です。 これをアンケート形式で測ります。 広告配信をしてモニターを抽出してアンケートを配信して分析する流れ

効果が期待できる理由

従来のクリックやコンバージョンによる効果測定では、反響に繋がっているか、売上に直結しているかまでは考察することができますが、お客様がサービスそのものに興味があるかまでは計測できません。 ブランドリフトはアンケートを用いて調査するので、認知度、メッセージ想起、好意度、購入意向など、お客様の本音が明確にできるのです。

対義語はサーチリフト

ブランドリフトとサーチリフトの比較図 対象キーワードの自然検索数がどれだけ上昇したかを計測する指標に「サーチリフト」という用語があります。 両者の大きな違いは、アンケートと検索行動です。 ブランドリフト⇒アンケート形式で広告の効果を測る サーチリフト⇒検索に対する行動で効果を測る サーチリフトはアンケートと違って、リアルタイムで顧客思考を分析することができます。

デジマくんなるほどね!アンケートを使って調査するんだ!

デジマちゃんそうだね!これでお客様が実際にどう思っているのか確認できるんだ

デジマくんでも、アンケートって紙に書くイメージしかない...

デジマちゃんもちろん、デジタル化されているよ!次の章で説明するね!

ブランドリフトを計測する方法

紙のアンケートで調査することも有効ですが、時間と手間がかかりますよね... そこでデジタル化された新しい手法が生まれました。 ブランドリフトを計測する「インバナーサーベイ」、「リードバナーサーベイ」の2種類をご紹介します。

インバナーサーベイ

例えば、YouTubeでこんな図を見たことはありませんか? これをインバナーサーベイと呼び、広告接触者、非接触者をのブランド態度をリアルタイムに比較するため、ディスプレイ広告を用いて、効果を計測する手法です。 大きな特徴としては、アンケートがディスプレイ広告内で完結する点です。 そのため、継ぎ目がなく連携ができ、アウトプットがWeb上で閲覧できる点に優れていますが、回答の精度に対する疑問という課題も出ております。

デジマくんあ!見たことある!YouTube見る時、広告で流れるよね!

デジマちゃんそう!これがインバナーサーベイなんだ!

デジマくんマッチングアプリのサービスで回答した覚えがある...笑

デジマちゃん(うそ...デジマくん、婚活してるのかな...)

リードバナーサーベイ

ディスプレイ広告を使う点はインバナーサーベイと共通していますが、この場合ディスプレイ広告枠にバナーを用意して、アンケート回答ページに遷移させることに違いがあります。 Webアンケートの仕組み 時間をかけて回答して頂くページを用意しておりますので、インバナーサーベイに比べ、回答の精度が上がることがメリットです。 しかし、別ページに遷移をするというひと手間が発生するため、回答率が低くなる場合があります。

デジマくんこれも見たことがある!本当に好きな商品だったから全部回答したよ!

デジマちゃん素晴らしいね!本当のファンならひと手間も惜しまないんだ!

【まとめ】ブランドリフトは本音を明確にする

ブランドリフトはお客様の本音や広告に対する興味を明確にします。 よく目にするのは、YouTubeですが、
  • Google
  • Facebook
  • LINE Ads Platform
  • Ameba
など、複数のプラットフォームでも活用することができるのです。

デジマくん本当に凄いなぁ...今はアンケートを広告に出せるなんて...

デジマちゃん課題はまだあるかもしれないけど、デジタル化されて気軽にできることはありがたいよね

デジマくんよし!会社でブランドリフトについて提案してみるよ!

クリックやコンバージョンだけではなく、本当にお客様がサービスに興味を持っているのかを知りたいのであれば、かなり有効的な指標と言えるでしょう。