【CPD】YouTubeのマストヘッド広告で使われる指標を解説!

概要summary

「CPDに移行するにはどうすれば良いか」 「今回のYouTubeはCPDでスタートしよう」 マーケティング部署などの広告運用でよく耳にする会話だと思います。 ですが、「CPDってそもそも何?」と疑問に思うのでしょう。 この業界はCTRやCPAなど広告運用の用語が頻出してきたため、諸々混乱してくるかもしれません。 そこで、CPDの正式名称から意味、活用事例をご理解いただければ整理がつくと思いますので、解説をしていきます。

デジマくん本当にこの業界はCPDとか知らない用語が頻出するよね...

デジマちゃん少しづつ理解していけば問題ないよ!CPDも予算を出すときに重要な指標だから覚えておこう!

CPDとは?

CPDは簡単に説明すると、「1日あたりに掛かる広告コスト」のことです。 では具体的にどの部分を測るコストなのか、計算方法も含めて解説していきます。

CPDの計算方法

CPDの正式名称は「Cost Per Day」であり、冒頭でも説明した通り、「1日あたりに掛かる広告コスト」です。 具体的にGoogleのバナー広告などで掲載期間に応じてかかるコストを1日当たりで計算をしております。

期間保証型広告としてのCPD

計算方法は『コスト÷掲載日数』で算出します。 例えば、10万円の広告費で予算設定をし、1週間配信したとして、 この場合、100,000(広告費)÷6(1週間の掲載日数)でCPDの結果は約16,666円です。

CPDの意味

CPDの別名は「期間保証型広告」と呼ばれており、これには他のコストに関する用語とは明確な違いがあります。 CPA(成約1件にかかるコスト単価)、CPC(クリックによるコスト単価)は成果に基づいた広告単価でコストが計算されているのに対し、CPDは期間によって料金体系が定めされているからです。 CPDの料金システム 設定した予算内で広告期間を設定するため、「CPDに変更してみよう!」と提案がよく上がります。

デジマくん確かに今まで期間を設けてコストを計算する指標はなかったよね!

デジマちゃんそう!だからテストもやりやすいんだよ!

デジマくん僕の会社でCPDの運用が検討されている理由が分かってきた!でも、具体的な事例が知りたいな!

デジマちゃん次の章で説明するね!

YouTubeでのCPD活用事例

CPDが用いられる主なSNSはYouTubeです。 YouTubeの広告はもちろんご存じかもしれませんが、動画の再生前、途中、一番最後にCMが流れてくるかと思います。 広告の種類が大きく6つあり、その中でのマストヘッド広告がCPDの課金形態です。

マストヘッド広告とは?

引用元:Google広告 認定資格試験 用語集

YouTubeのホーム画面を開き、トップページのおすすめを見ていると、大きく広告が表示されているのを見たことがあるのではないでしょうか? これをマストヘッド広告と呼びます。 最も目立つ場所であるため、多くのユーザーへのリーチが来たいできる重要な広告です。 YouTubeはほぼ全世界に展開してるSNSであるため、国ごとに1日単位で購入することがマストヘッド広告の特徴です。1日単位というシステムがCPDに該当するということになります。

2種類のマストヘッド広告

マストヘッド広告には「デスクトップビデオ マストヘッド」、「モバイルビデオ マストヘッド」と2種類存在します。 基本的なシステムは同じですが、機種によって名称が変わるのが特徴です。 ・デスクトップはPC ・モバイルはスマートフォン、タブレット デフォルトは無音、音声はユーザーの任意でON/OFFを切り替えることができます。

デジマくんYouTubeのおすすめ見ていると毎回見る広告だ!1日単位で購入できるのって便利~!

デジマちゃん便利なのは確かだけど、1日単位しかない分、広告運用はしっかり戦略を練る必要はあるね!

CPDは事前に適切な広告が重要

成果によるものではなく、掲載期間で広告コストを測る”異色な指標”。それがCPDです。 これにより、期間と場所が展開前に定められることができ、要件は掲載終了まで金額の変動がないというのが最大のメリットといえます。 反面、クリエイティブの表記ミス(キャッチコピーに誤字・脱字等)を出稿後に気づいたとしても、掲載期間はそのまま掲載し続けなければならない点がデメリットです。 そのため、CPDはクリエイティブの作成にリソースをしっかり割いて、時間通りにミスなく設定をすることが重要です。