インストリーム広告とは?メリット・デメリット、課金体系や配信のやり方について

概要summary

「インストリーム広告ってなんだろう?」 「インストリーム広告を出すメリットって何がある?」 記事を読んでいる方は、上記のようなことを考えているでしょう。 インストリーム広告とは、SNSやモバイルサイトのタイムライン型コンテンツに、コンテンツと同様の形で表示されている広告のこと指しており、自社サービスのコンバージョンを目的として作られています。 この記事では、インストリーム広告のメリットや課金の種類、コンテンツ制作方法一覧について解説していますので、配信を検討している方はぜひ参考にしてください!

デジマくんインストリーム広告かぁ..聞いたことあるけど、説明はできないな~汗

デジマちゃんインストリーム広告もサービスの反響率を上げるためにできる有効な施策だからこの機会に覚えておこう!

インストリーム広告とは

インストリーム広告とは動画の最初や最後、途中で再生される広告のことを指しています。
Youtubeで動画を視聴している時に流れてくる広告が「インストリーム広告」と考えてもらうとイメージしやすいです。
では、インストリーム広告を流すとどのような料金がかかってくるのでしょうか。
次の見出しで解説します。

インストリーム広告の種類一覧

インストリーム広告の種類は以下の表のように3種類に分けられます。
広告種類特徴
スキップ可能型(スキッパブル型)5秒間待つと「広告をスキップ」というボタンが右下に小さく表示されて、スキップできる ユーザーのストレスは完全視聴型に比べると低いが、コンテンツを最初の5秒に凝縮する必要がある
バンパー型6秒でスキップができる広告 ブランドの認知目的で使われることが多い
完全視聴型スキップ機能が付いていない広告 動画広告を最後まで見てもらえるが、ユーザーのストレスとなる場合も

インストリーム広告はそれぞれ特徴があるため、どんな商材やサービスを伝えたいかによって出すべき広告の種類が異なってきます。

インストリーム広告の課金(料金)体系

インストリーム広告の課金方法は以下の表のようになっています。
課金方式特徴
CPM課金1000回動画再生ごとに課金が発生 完全視聴型・バンパー型・スキップ可能型が該当
CPV課金1回再生ごとに課金が発生 スキップ可能型が該当

インストリーム広告の課金体系はCPM課金とCPV課金に分かれており、それぞれ特徴があります。
予算感や出したい広告から逆算して、課金方式を決定するのがおすすめです。

デジマくん課金方式と広告の種類を吟味する必要があるんだね!

デジマちゃんただ闇雲に広告を出しても効果は得れないので、どんな目的で広告を出すのかを逆算してから課金方法と広告の種類を決めよう!

インストリーム広告のメリット

インストリーム広告を出稿するメリットは以下の通りです。

【インストリーム広告のメリット一覧】
コストパフォーマンスが高い
5秒は必ず視聴してくれる
細かいターゲティングが可能
Youtubeというプラットフォームに広告掲載が可能

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット①:コストパフォーマンスが高い

スキップ可能型の広告であれば、30秒以内にスキップされることがほとんどなので課金されることはありません。
よって、商品ニーズがないユーザー分の再生回数は料金として発生しないのがインストリーム広告のメリットです。
また、バンパー広告の場合は必ず6秒の動画を見せられるため、
6秒の間にユーザーに対して印象に残るコンテンツを作る必要がありますが、成功すれば認知度拡大を狙えます。

メリット②:5秒は必ず視聴してくれる

インストリーム広告は、どんなにスキップ可能な広告であっても必ず5秒は流されます。
また、テレビCMとは違い別のチャンネルに変更されたりすることもありません。
よって、商品・サービスの認知拡大に有効な手段として利用できます。

メリット③:細かいターゲティングが可能

インストリーム広告は、細かなターゲティング設定が可能なので、ニーズのない客層には広告を流さずに済みます。
広告を設定する際に、ユーザーの年齢や家族構成、職業など細かく属性を設定して検索ユーザーを絞ることができます。
例として「野球が好きな高校生」や「キャンプが好きな社会人女性」など具体的な設定を行うことで、
GoogleのAIがターゲットを自動的に絞り、表示されます。

メリット④:youtubeに広告掲載が可能

インストリーム広告は、日本国内だけで6,500万人近いユーザーを抱えるYoutubeに流されます。
よって、一度に大量の人数に向けて認知拡大を測れるため、
様々な業種の企業が広告を出稿しており、一つのビジネスチャンスとして捉えるプラットフォームです。

デジマくんインストリーム広告は主に商品やサービスの認知拡大のために使うのがおすすめなんだ!

デジマちゃん逆に商品を購入してもらう場合には向いていないので、広告を出稿する目的をよく考えると良いよ!

インストリーム広告のデメリット(注意点)

インストリーム広告を出すデメリット(注意点)は以下の通りです。

【インストリーム広告を出すデメリット(注意点)一覧】
最初の5秒で興味を惹きつける広告を作らなければならない
ユーザーにとってマイナスな印象になる恐れがある

デメリット①:最初の5秒で興味を惹きつける広告を作らなければならない

インストリーム広告は最初の5秒でユーザーを惹きつける内容を作る必要があります。
なぜなら、スキップ可能な広告は5秒でスキップされてしまうためです。
視聴率は20〜45パーセント前後と言われており、
3人に1人の割合で全時間視聴して、実際に広告をクリックしてLPに飛ぶ確率は0.1%前後となります。
つまり、少なくとも3人に2人は5秒でスキップしてしまうため、
特に最初の5秒は離脱を防ぐために伝えたい内容を簡潔に入れ込む必要がありますから、意識して作成しましょう。

デメリット②:ユーザーにとってマイナスな印象になる恐れもある

インストリーム広告はユーザーが見る動画の直前や最中に流れるため、
場合によってはユーザーに悪印象を持たせてブランドの価値を毀損させるリスクがあります。
よって、先ほども解説した通りで自社商材のニーズがあるターゲット層を調査した上で、
興味のあるであろうユーザーに動画を見せられるように設定を行わなければなりません。

デジマくんよく見極めてコンテンツを流さないとだめだね!

デジマちゃん最初の5秒で興味を惹きつけられるような動画を作らないといけないですね!

インストリーム広告の配信パターン

インストリーム広告の配信パターンとして以下の3種類に分けられます。
【インストリーム広告の配信パターン】
プレロール
ミッドロール
ホストロール
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

プレロール

動画が再生される直前に流される広告を「プレロール」と呼んでいます。
動画広告の実に8割がプレロールによって配信されており、
コンテンツの前に配信されるので、最も視聴率が高くなるタイミングの配信パターンになります。

ミッドロール

動画の途中で配信される広告であり、
動画の続きを見たいユーザーは離脱しづらいタイミングでの配信になります。
ニーズのないユーザーに取っては、悪印象を持たれやすいタイミングであるといえます。

ホストロール

youtubeなどの動画終了のタイミングで流される広告は「ホストロール」と呼ばれており、
動画が終わってタイミングで視聴者が離脱するため、視聴率としては最も低い配信方法といえます。

デジマくん広告を見てもらいたいのであれば「プレロール」が一番おすすめだね!

デジマちゃんただ、プレロールよりも最近は「ミッドロール」の方が視聴率が高いといったデータも出ているんだ!

インストリーム広告をスキップされないコンテンツ制作方法一覧

インストリーム広告をスキップされないためのコンテンツ制作の方法として以下の2つが挙げられます。

【インストリーム広告をスキップされないためのコンテンツ制作方法一覧】
伝えたいメッセージを先に出す
ターゲット層を意識したコンテンツ作りを行う

伝えたいメッセージを先に出す

インストリーム広告は5秒という時間でユーザーのニーズを掴んで見てもらうことが最も難しい部分となります。
5秒は短く、ユーザーの心を掴まなければ離脱してしまうため「興味を持ってもらえるのか?」や
「しつこいと思われないか?」によって、離脱率は大きく変わってきます。
ここで重要なのは「デザインの質が良い」といった技術的なことではなく
「ターゲティングしているユーザーに関心を持ってもらえるか」が重要な観点です。
設計した段階で定めたターゲットに興味を持ってもらえるように
伝えたいメッセージを最初の5秒間に詰め込みましょう。

コンテンツ制作の目的を熟考する

コンテンツはターゲティングしたユーザーに表示されることになりますが、
そもそもターゲットの選定がずれるとニーズを満たさないどころか、
ブランド価値の毀損をする可能性があるため、コンテンツ制作の目的はよく社内で熟考した方が良いです。
コンテンツ制作の段階で、目的を定めることによりターゲティングが決まってくるため、設計の段階は非常に重要です。
この部分はよく時間を取りながら「どうすればターゲットに刺さるのか」
や「どの年齢層や職業、家族構成の人間をペルソナに設定するのか」を熟考しましょう。

まとめ

インストリーム広告とは、動画の最初や最後・途中で流される広告を指した言葉です。
メリットとして認知拡大やコストパフォーマンスが高いといったものがありますが、
逆にブランドイメージの毀損やコンテンツ制作の難しさといったデメリット・注意点も存在します。
インストリーム広告を作成する際は、必ずどのユーザー層に届けたいかを明確にした上で、
設計に沿ったコンテンツ作りをするように意識しましょう。